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2010/02/11

【本】FREE ~無料からお金を生み出す新戦略~

本は有料でしたが。

書籍紹介


フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
(2009/11/21)
クリス・アンダーソン

商品詳細を見る


書籍内容


まず、プロローグに、本書の目的が書いて有ります。引用すると、

無料にはパラドックスがある。料金を取らないことで、大金を稼いでいる人々がいるのだ。すべてとは言わなくても、多くのものがタダになっていて、無料か無料同然のものから一国規模の経済ができているのだ。それはどのようにして起こり、どこへ行こうとしているのだろうか。これが本書の中心となる疑問だ。


自分が一番最初に頭に浮かんだのは「グーグル」。あとは、「メイプルストーリー」といったオンラインゲームとか、最近台頭してきた「USTREAM」辺りですね。自分の脳内インスピレーションですが。

これらのビジネスが成立する理由を、本書は数多く挙げているのですが、
解説の中で個人的に興味が湧いた箇所を挙げておきます。
それは「内部相互補助」「フリーの心理学」「非収益化」の3つです。

内部相互補助
これらのビジネスを成立させている一つのシステムとして「内部相互補助」という形態があります。
内部相互補助の本質は、「この世にタダのランチはない」という言葉で表されており、引用すると

実際にランチを食べた者がお金を払わないとすれば、それは結局、その人にランチを提供しようという誰かが払っているにすぎないのだ。


つまり、無料を他の有料がカバーしているというのが「内部相互補助」です。

これには
「無料のものを提供して、他の有料のものも買わせようとする」直接的内部相互補助。
「二者が無料で交換することで市場を形成し、そこに第三者(広告主など)がそこに参加するために費用を払う」三者間市場。
「平均約5%の有料プレミアム会員が無料会員を支えている」フリーミアム。
といった種類に分かれています。ここを読んで、FREEのお金の流れのフレームワークがはっきりしました。


フリーの心理学
人々が「無料」という言葉に弱いのは、「失うという選択をしなくて良い」事が大きいようです。

人間は生来、怠け者なので、できるだけ物事を考えたくない。だから、私たちは考えずにすむものを選びやすい。


何かが無料になると、人間が本来持っている「失うことの恐れ」の心理から、失わないというだけで価値があると思ってしまうという。確かに自分も「無料」というだけで、美味しくないお菓子を試食してしまったりしますしね。試食に数円かかるならおそらく食べませんし。そういうことを言っているんだと思います。


非収益化
非収益化というのは「人々が欲するものをタダであげて、彼らが必要とするときだけに、有料で売るビジネスモデルを作れば良い」という考えです。

これが上手くいった例が、中国で海賊版被害にあったマイクロソフトの戦略です。

「中国では1年に300万台のコンピューターが売れているにも関わらず、人々は私たちのソフトウェアにお金を払ってくれません。」「でもいつの日か払ってくれるようになるでしょう。だから、どうせ盗むのならば、わが社の製品を盗んで欲しい。彼らがわが社の製品に夢中になっていれば、次の10年でお金を集める方法を考え出せるはずです。」
(中略)
中国は以前より豊かになり、コンピューターは安くなった
(中略)
マイクロソフトは当時流行のネットブック用OSを、通常版の4分の1以下の約20ドルで提供。不正コピーによってユーザーはマイクロソフトの製品を使っているので、新しい製品を選ぶときも、必然的にマイクロソフトを選ぶようになった。



この場合は海賊版被害が例になっていますが、先にネットワークを構築してからトリガーを引くという戦略は、SNS(突然の有料会員募集)やオンラインゲーム(有料のレアアイテム)など至る所で見受けられ、FREEの基本的な戦略の例として挙げられています。


個人的評価 ★★★★★


個人的に興味が有る「行動経済学」の話が出てきたので、若干テンションが上がりました。

おすすめしたい人


・「無料」という言葉に弱い人
・グーグルやSNSに興味がある人
・経済学に興味がある人


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